毎日仕事に家事に、SNSのチェック。私たちの日常は、常に誰かと繋がっていて、情報の波に揉まれていますよね。
ふと「もう疲れた、誰もいないところに行きたい……」なんて思うこと、ありませんか?
そんなときに私が全力でおすすめしたいのが、一人温泉旅館です。
友達との旅行も楽しいけれど、どうしても相手のペースに合わせたり、会話を続けたりと、気を使ってしまうもの。
でも、一人旅なら全てが自由です。好きな時間に起き、好きなだけお湯に浸かり、誰とも話さずにぼーっとする。
旅館という非日常の空間で、ただ静かに過ごす時間は、自分自身をリセットするための最高のデトックスになりますよ。
一人客を歓迎してくれる宿の選び方
「一人で旅館なんて、断られたりしない?」「食事の時、周りの目が気になりそう……」そんな不安を抱く方も多いはず。
でも大丈夫、最近はお一人さま歓迎を掲げるお宿が急増しているんです。快適な一人旅にするために、私が宿選びで重視しているポイントは3つです。
部屋食または個室食事処があるか
これが一番重要かもしれません。大広間でカップルや家族連れに囲まれてポツンと食事するのは、さすがにメンタルが削られます。
夕食・朝食ともに、お部屋に運んでくれるプランか、仕切られた個室でいただける宿を選べば、人目を気にせずすっぴんで美食を堪能できます。
お一人さまプランの設定があるか
予約サイトで一人利用可となっていても、実はファミリー向けの広い部屋しかなくて割高になることがあります。
最初から一人旅向けのプランを用意している宿は、スタッフさんも一人客の接客に慣れているので、変に構われることもなく、程よい距離感で放っておいてくれます。
貸切風呂や露天風呂付き客室
大浴場もいいですが、一人で静かにお湯の音だけを聞きたい時は、貸切風呂があると最高です。誰にも邪魔されず、手足を伸ばして空を見上げる瞬間は、まさに至福ですよ。
宿での過ごし方
チェックインしたら、まずは浴衣に着替えて、日常の鎧を脱ぎ捨てましょう。
私の過ごし方は、いたってシンプル。何もしないを徹底します。
明るいうちから一番風呂に入り、部屋に戻って窓際の広縁の椅子に座り、読みかけの文庫本を開く。
喉が渇いたら、地元のサイダーや冷えたビールを一口。スマホはカバンの奥にしまって、聞こえてくるのは川のせせらぎや風の音だけ。
普段は忙しなくて気づかない季節の移ろいを肌で感じることができます。
そしてお待ちかねの夕食。誰かと一緒だと会話に夢中になってしまいますが、一人の時は味覚が研ぎ澄まされます。
このお出汁、美味しいな旬の野菜ってこんなに甘いんだと、一品一品と向き合う豊かな時間。
日本酒をちびちび飲みながら、誰にも急かされずに完食する。これぞ、大人の贅沢です。
予約のコツと気になるお値段
最後に、予約とお金の話を少し。
一人旅の難点は、やはり土曜・祝前日は予約が取りにくいことと割高になることです。
旅館の料金は基本的に1室2名以上を基準に設定されているため、一人で一部屋を使うと、どうしても数千円〜倍近く高くなることがあります。
また、繁忙期は一人客の予約を受け付けていない宿もまだ多いのが現状です。
狙い目は、やっぱり平日です。
料金も抑えられますし、何より宿全体が空いていて静か。大浴場を独り占めできる確率も上がります。
どうしても週末しか休めない場合は、2〜3ヶ月前からの早めの予約か、直前割を狙うのがコツです。
1泊2食付きで2万円〜4万円くらいが相場でしょうか。
安くはない金額ですが、エステに行ったり、ショッピングで散財したりするのと同じくらいの自分への投資だと思えば、決して高くはないはず。
次の休みは、思い切って温泉宿に出かけてみては。
心も体も洗われて、帰る頃にはまた明日から頑張ろうって、自然と思えるようになっていますよ。